幌尻岳新冠ルートのお約束 ポロシリ・コードの順守を
プレスリリース参照
プレスリリース
記事提供 新冠ポロシリ山岳会 事務局長 堤 秀 文
平成27年12月2日
1 タイトル : 幌尻岳新冠ルート・ルール&マナー“ポロシリ・コード”
-幌尻岳新冠ルートを安全に登るための十戒-の制定について
2 概 要 : NHKグレートトラバースや日本百名山ブームもあり、
幌尻岳新冠ルートが団体ツアー、個人に人気を博していることと
比例し、これまでないほどの事故や避難小屋、北電管理道路等でのトラブルが続発している。 また、避難小屋ではツアー客の就寝スペースの占有が恒常化して、疲労やケガ等で救護が必要な人が使えないなどの、深刻な事態になっている。
併せて、避難小屋の利用者や観光登山を進めているわけではないのに、登山情報を求める人達 から理不尽なことを言われたり、ルールを守らない輩による遭難騒ぎなども起きている。
これらのころから、山岳事故の防止やトラブル防止には、自然保護はもちろん事故等の実情と避難小屋、登山道の管理などを支える地元の存在や苦労の情報を徹底的に開示することと、新冠ルートを知り尽くした山仲間たちによるルール&マナーの制定が必要と考え、幌尻岳新冠ルートの拠点施設である新冠ポロシリ山荘を所有管理運営する新冠ポロシリ山岳会がこのルールを策定し、登山の安全と快適な山荘等の使用を利用者に普及啓蒙させ、安全な登山に繋げるものです。
3 開始時期 平成28年シーズンから
(徹底には3年ほどの猶予期間を設けますが、不定期な会員等によるパトロールを実施 する、幌尻岳周辺、北電管理道路の自転車乗り入れ、ゲート前の不法駐車等含む)
4 広報等
マスコミ(新聞、ラジオ、登山関係雑誌)、アウトドアショップへのパンフレット配布
山岳ガイドへの周知、旅行業者等への周知、町及び観光協会HP、町内観光業者への
周知徹底、北海道、北海道警察、北海道営林局、北海道電力等への普及啓蒙に係る
協力要請等
5 山荘利用に関する変更
新冠ポロシリ山荘(避難小屋)でのトラブル解消のための方策
H28シーズンから維持管理協力金 1泊 1名 1,000円
(山荘維持管理500円 トイレ500円)
山荘の改修完了、トイレ設備の充実等協力金で強制力がないが、維持管理には公的な支援もなく 全て会員の善意で行っていることから、協力をお願いしている。
維持管理には年間30万円程度かかっております。
避難小屋を利用する5名以上の全ての団体、グループは利用許可申請を提出してして下さい
新冠ポロシリ山荘の事前使用許可申請書とポロシリ・コード遵守誓約書の提出
*避難小屋なので旅行事業者のツアーや団体の宿泊施設でないことから、ピーク
時には、使えない事もあることから、事前に日程、人数を掌握し、混雑緩和を図り 、トラブルを防止する。(小屋の優先予約ではない、団体の基本はテント泊。)
許可申請は電子メールで受け付け、電子メールで許可書送る。
許可書は、個人利用が多い場合は個人が優先する但し書きを付記
連絡先・問い合わせ先 窓口の一本化(町、観光協会では対応しない。情報提供のみ)
新冠ポロシリ山岳会 事務局長 堤 秀文
eメール tu-hide-zipang@north.hokkai.net
日中は仕事しているので電子メールのみの対応になります。
その他
猶予期間を設けるが、3年を目途に徹底する。安全登山の実現のために協力してもらう
北海道にある日本百名山は、本州とは違って難易度が高いことを理解してもらい、
ポロシリ・コード
-幌尻岳新冠ルートを守るための十戒-
(新冠ポロシリ山岳会)