2015年8月7日 新冠ポロシリ山岳会 創設

会長松本 健が新冠の子供たちや酪農、水稲農家の青年にふるさとの秀峰 幌尻岳の登山を通じ夢を与えよう昭和50年代初頭に発足した新冠山岳会でありますが、町民登山会を中心とした活動も高齢化や後継者不足から、ここ十年近くは会長と一部の会員による避難小屋の維持管理が精一杯の状況でありました。平成15年の大水害では避難小屋は床上浸水、その後厳しい風雪に耐えてはきましたが、掘っ建てのトイレは雪により倒壊、さらには築40年近い避難小屋は、基礎部分が朽ち果てた状態で山側から押された格好で床は盛り上がり、劣悪な状況になっていました。平成25年に調査登山の際に小屋の存続とトイレ問題が浮上したこととがきっかけで、近隣の多くのボランティア支えられトイレの改修を行いました。その際に松本会長の幌尻岳やふるさとの山に賭け情熱と山男だけでなく人生の先輩としての人間力に魅了された多くの人が、一大発起してこれまでの地域限定型の新冠山岳会から地域を限定しない全国の支援者が会員となり自らが主体的になって会の運営にかかわるとともに、地元では会の運営のすべての責任を負う、執行役員制とした新冠ポロシリ山岳会が創設されました。昨年のグレートトラバース日本百名山一筆書きの田中陽希さんの新冠ルートからの登頂もあって多くの登山者がこのルートから登頂を目指していることから、安全で快適しかも想い出に残る登山となるように会員皆で自然保護や避難小屋・トイレの維持管理、登山道の保守をサポートしていくこととなりました。会員の入会は役員会で承認しますが、退会は本人の意思で退会届け出をするだけとし、会費も無料とすることとしております。

 

2015年12月13日